昨日の記念講演は

村上和雄さんの話で・・・
 二十一世紀の初め、ヒトやイネの全遺伝子暗号が解読された。ヒトの場合、万巻の書物に匹敵する情報が一グラムの二千億分の一という極微の空間に書き込まれている。そして今、私たちの体の中で、いのちの誕生以来一刻の休みもなく整然と働き続けている。 私はこの事実を知ったとき、細胞の誕生や、その後の生物の進化が、単なる偶然だけで出来上がったとは到底考えられなかった。そこには、サムシング・グレートとしか呼べない、人知を超えた不思議な働きがあると思った・・